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ごあいさつ

 当病院は、1933年に岩尾医院として開院し、1971年に岩尾病院となりました。私どもは「良質かつ開かれた医療」を提供する理念のもと、内科的疾患を幅広く扱ってまいりました。
 しかしながら、昨今の社会的また医学的変化により地域住民の皆様のニーズもまた変化しております。内科と言う幅広い分野を網羅することは、これはこれとして重要な使命なのですが、いまひとつは、糖尿病や消化器疾患(肝臓病および胃腸病)を持つ患者さんに一歩踏み込んだ医療を提供することです。
   
 肝疾患については、大分県では 肝疾患診療連携拠協力医療機関 が12施設ありますが、当院は、唯一の個人病院として西部医療機関の一翼を担っています。現在、C型肝炎に関しては、インターフェロン・フリー療法が主流になり、基本的に入院は不要で、患者さんのご負担も軽減され、ウイルス排除率も概ね95%と極めて良好です。2008年4月から2018年5月、現在、肝炎助成金をご利用されて、インターフェロン・フリー療法治療をお受けになった患者さんは、C型肝炎217名です。B型肝炎に関しては、核酸アナログ製剤で加療を受けた患者さんが30名となります。肝癌発症が少なくなれば幸いです。また、内視鏡件数は年間概ね1,000例を行っております。
 糖尿病に関しましては、父(2代目院長:岩尾 仁:糖尿病専門医)が傾注した流れを汲み、現在、年間30-70例の新規糖尿病患者さんが来院されています。驚くことに、血糖を厳格に管理しても、心筋梗塞などの心血管合併症やそれによる死亡が決して減少しないとの報告が2008年に相次いでアメリカの権威ある雑誌(The New England Journal of Medicine)に発表されました。それが、 ACCORD試験 および ADVANCE試験 です。この試験結果が予想に反して悪かったのは、糖尿病治療薬による低血糖と体重増加が原因のようです。糖尿病治療も、新薬の登場により、大きく様変わりをしています。そこで、私どもは、インクレチンという薬剤を積極的に用いています。なぜなら、これらの薬剤なら、低血糖や体重増加の危険が少ないからです。よって、これらの薬剤を用いることにより、網膜症や腎症はもとより、心筋梗塞や脳卒中の発症を予防できる可能性があります。当院では、これらの科学的根拠に基づき、治療方針を大幅に変更しています。私どもも、糖尿病に関する学術論文を近年、数本、執筆しており、論文の成果を、日々の診療に患者さんに還元しているところでございます。
 私ごとでは恐縮ではありますが、故あって、2018年6月1日をもちまして、院長職、再登板となりました。また、患者さんの利便性を考慮しまして、新病院を鋭意建築中でございます。2018年秋に一期工事終了、2019年秋にグランド・オープンの予定です(下図)。なにとぞ、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 
   

2018年6月吉日

                             
医療法人鶴陽会 岩尾病院 理事長兼院長 岩尾 忠